この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなた~you~
第2章 You did a good job!
「愛は、誰しも平等に与えられています。
岡部先輩も近いうちにきっと愛を感じるようになるはずです」

本当に優しい笑顔で何の疑いもなくそんなことを言う。

その言葉に面食らった山田が次の瞬間、笑いだした。
「噂以上だな・・・」

確かに。

1年生に可愛い子がいると、このところ噂になってる。
少し現実離れしているというか・・・
清楚な格好で、優しく笑う。

「確かに、愛を語らなきゃ可愛いんだけどな」

そういって苦笑する俺を見て
「岡部君は愛を信じていないもんねぇ~?」
と、何もかも知っているように山田が笑った。

愛は信じていない。
昨日まで愛だと思っていたものが今日はあっさりなくなる。
それは愛じゃない。

永遠の愛なんて存在しない。

愛していると言っていた相手を思い切り憎む。
嫌いになる。許せなくなる。
結局俺の周りのカップルだってそうだ。

それは、愛とは言わない―――

愛なんか幻想だ。

乃恵が純粋に愛を信じる気持は嫌じゃないけど
俺には理想に聞こえる。

愛なんて存在しないんだ。

「岡部先輩?」
じっと乃恵を見つめ、乃恵の言葉が耳に入ってこなかった。

「あ。悪い。なんだっけ?」
「あの。英文の数人で映画を見に行こうという話になってるんですが」
「ふぅ・・・・ん」
「男子もいるんですが、これは二人じゃないのでデートとは言いませんよね」
「・・・・」
/45ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ