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あなた~you~
第3章 What is your opinion?
乃恵にとって悪いこと・・・・
もし、乃恵が少しでも白木に気があるのなら、俺は余計なお世話だけどな。
「じゃぁ、帰りましょうか?」
そういって向きを変えた俺たちに
「愛を信じていないなんて言って、結局は本気で付き合う気がないから。
そういって逃げてるだけでしょう?
めんどくさくなったら、信じていないと言っていただろうと
いくらでも言えますもんね」
大きな声で、俺に向かって叫ぶ白木を
客が注目し始めて
隣に座っている柳下が「やめろよ」といさめたが白木の怒りは収まらなかった。
「岡部さんはずるいよ。そうやって乃恵ちゃんを自分のそばにおいて
乃恵ちゃんに告白した男をことごとく跳ね返して。
そして自分はいつも隣にいるんだ。好きにはならないと笑いながらね」
そんな風に思われていることは知っていた。
愛を信じない、彼女を作らないと公言してきて。
今までは女をなるべく近づけなかった俺が
乃恵だけは近づけて、しかも乃恵に近づく男を追い払って。
自分は理由をつけていつもそばにいる。
男にも女にもそう言われていることはうすうす知っていた。
「乃恵ちゃんもさ。いい加減にはっきり言わないと。
岡部さんにいいようにコントロールされてるのがわからないのかよ」
矛先は乃恵に向いてきて。
俺に何を言ってもいいけど、なんで乃恵が悪く言われなきゃいけない?
白木は乃恵が好きなんじゃないのかよ?
好きな女に向ける言葉じゃなかった。
「白木くん。もうそれぐらいにして」
乃恵が困ったようにやさしく笑った。
もし、乃恵が少しでも白木に気があるのなら、俺は余計なお世話だけどな。
「じゃぁ、帰りましょうか?」
そういって向きを変えた俺たちに
「愛を信じていないなんて言って、結局は本気で付き合う気がないから。
そういって逃げてるだけでしょう?
めんどくさくなったら、信じていないと言っていただろうと
いくらでも言えますもんね」
大きな声で、俺に向かって叫ぶ白木を
客が注目し始めて
隣に座っている柳下が「やめろよ」といさめたが白木の怒りは収まらなかった。
「岡部さんはずるいよ。そうやって乃恵ちゃんを自分のそばにおいて
乃恵ちゃんに告白した男をことごとく跳ね返して。
そして自分はいつも隣にいるんだ。好きにはならないと笑いながらね」
そんな風に思われていることは知っていた。
愛を信じない、彼女を作らないと公言してきて。
今までは女をなるべく近づけなかった俺が
乃恵だけは近づけて、しかも乃恵に近づく男を追い払って。
自分は理由をつけていつもそばにいる。
男にも女にもそう言われていることはうすうす知っていた。
「乃恵ちゃんもさ。いい加減にはっきり言わないと。
岡部さんにいいようにコントロールされてるのがわからないのかよ」
矛先は乃恵に向いてきて。
俺に何を言ってもいいけど、なんで乃恵が悪く言われなきゃいけない?
白木は乃恵が好きなんじゃないのかよ?
好きな女に向ける言葉じゃなかった。
「白木くん。もうそれぐらいにして」
乃恵が困ったようにやさしく笑った。