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あなた~you~
第3章 What is your opinion?
「なに?」
思い切り無感情に返事をしたその声に隣にいた乃恵がびっくりして
そんな俺たちを見ながら、白木らしき男は
「岡部さん、乃恵ちゃんのプライベートを管理しすぎだとは思いませんか?」
と、立ち上がって言った。
「君が白木?」
「はい」
やっぱり。
じゃぁ、あっちが柳下、か。
「なに?乃恵から俺の愚痴でも聞かされていたか?」
「いえ・・・」
「じゃぁなに?今、乃恵が俺を迷惑だといったか?」
「いえ」
「だったら部外者は黙ってろ」
本当に白木は部外者なのか?
そんな確証なんかなくて。
もし乃恵が少しでも白木を好きならば、部外者は「俺」だ。
でも、今。ここで乃恵が隣にいるのは白木ではなくて
俺、だ。
そんなことを思い込みだとわかっていながら思い込み、
一瞬、瞼を閉じて。
冷たく光っているであろう瞳の色を消した。
乃恵に視線を向けるときにそんな瞳の色で見つめたくない。
「乃恵。乃恵は今俺が来て迷惑だった?もっとここに居たいのか?」
そう聞く俺に
「いえ。わざわざありがとうございます。話していたら遅くなってしまいました。
寄って下さってうれしいです」
という。
こいつ、本当に素直で純粋なヤツだな。
白木の気持ちとか、分かって言ってんのか?
「白木くんも心配してくれてありがとう。
でも岡部先輩は私にとって悪いことはしないから大丈夫だよ」
思い切り無感情に返事をしたその声に隣にいた乃恵がびっくりして
そんな俺たちを見ながら、白木らしき男は
「岡部さん、乃恵ちゃんのプライベートを管理しすぎだとは思いませんか?」
と、立ち上がって言った。
「君が白木?」
「はい」
やっぱり。
じゃぁ、あっちが柳下、か。
「なに?乃恵から俺の愚痴でも聞かされていたか?」
「いえ・・・」
「じゃぁなに?今、乃恵が俺を迷惑だといったか?」
「いえ」
「だったら部外者は黙ってろ」
本当に白木は部外者なのか?
そんな確証なんかなくて。
もし乃恵が少しでも白木を好きならば、部外者は「俺」だ。
でも、今。ここで乃恵が隣にいるのは白木ではなくて
俺、だ。
そんなことを思い込みだとわかっていながら思い込み、
一瞬、瞼を閉じて。
冷たく光っているであろう瞳の色を消した。
乃恵に視線を向けるときにそんな瞳の色で見つめたくない。
「乃恵。乃恵は今俺が来て迷惑だった?もっとここに居たいのか?」
そう聞く俺に
「いえ。わざわざありがとうございます。話していたら遅くなってしまいました。
寄って下さってうれしいです」
という。
こいつ、本当に素直で純粋なヤツだな。
白木の気持ちとか、分かって言ってんのか?
「白木くんも心配してくれてありがとう。
でも岡部先輩は私にとって悪いことはしないから大丈夫だよ」