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あなた~you~
第6章 and・・・last 1
「私と岡部先輩はキスもしていません」

私は勢いもあって立ちあがってそう宣言した。

私のその言葉に女性たちは唖然として。
何も答えられないでいると
急に後ろから大きな笑い声が聞こえてきた。

「あっはっはっは。そうなんだよね。俺たちは清い仲なんだ。
君たちが考えるような色っぽい関係じゃないんだよね」

クックックと笑いをこらえようともしない岡部先輩が歩いてきて
女性2人の前に立った。

「でも・・・悪い。俺、恋しちゃったかも」

「え?」「えぇ?」

岡部先輩のその言葉に、女性たちが驚いて

「だから悪いけど。知ってる範囲で良いから俺のオンナのオトモダチに
もう俺は女の子と遊ばないって伝えてくれる?」

と言った。
その後、そのまま岡部先輩は私の横に来て、
「俺、乃恵に恋したかも」
「・・・・」
「これが愛に代わるなんて約束は出来ないし
その愛が永遠に続くなんて約束もしてやれないけど・・・
それでも、今まで会ったどの子よりも気になるし、好きなんだ」

「岡部先輩?」

「愛と呼ぶには早いし、自信もないけど、恋だと思う」

そう言って、いつの間にか泣いている私を横から抱きしめた。
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