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あなた~you~
第2章 You did a good job!
「えっと。伊藤君と白木君にデートに誘われました」
「ん」
「三村君に付き合ってほしいと言われました」
「それで全部?」
「はい」
週に1~2度、俺の時間がある時に乃恵を昼休みに学食に呼びつけて
その間に誘われた男の名前を報告させた。
「伊藤って、理工学部の2年?」
「えっと。そうだと思います」
「はい。だめ。次!白木は?」
「私と同じ英文学部の1年です」
「ああ~?知らねーな。保留。次!三村は同じサークルのやつか?」
「はい」
「あいつもだめ」
どの男が乃恵にふさわしいか、考えてやるけど
なかなか、いい男なんかいないもんだな。
そこにラーメン定食をお盆に乗せて山田が隣に座った。
「よ。岡部。乃恵ちゃんも久しぶり」
「あ。山田先輩こんにちは」
「乃恵ちゃん、岡部に男をチェックしてもらってるんだって?」
「なんで、山田が知ってるんだよ・・・」
「有名だよ?岡部君」
山田が岡部「君」なんて呼ぶな!
「乃恵ちゃん、いい男居た?」
「それがなかなか」
「へぇ~・・・岡部のお眼鏡にかなう男なんてそうそういないかもねぇ」
そう笑うと、ニヤニヤしながらラーメンを食べる。
「まるで番犬の様なんだってな?」
だまっとけ!
「珍しいな。岡部がそこまで女の子に興味を示すなんて。
愛を信じていない岡部君が・・・ね?」
「ん」
「三村君に付き合ってほしいと言われました」
「それで全部?」
「はい」
週に1~2度、俺の時間がある時に乃恵を昼休みに学食に呼びつけて
その間に誘われた男の名前を報告させた。
「伊藤って、理工学部の2年?」
「えっと。そうだと思います」
「はい。だめ。次!白木は?」
「私と同じ英文学部の1年です」
「ああ~?知らねーな。保留。次!三村は同じサークルのやつか?」
「はい」
「あいつもだめ」
どの男が乃恵にふさわしいか、考えてやるけど
なかなか、いい男なんかいないもんだな。
そこにラーメン定食をお盆に乗せて山田が隣に座った。
「よ。岡部。乃恵ちゃんも久しぶり」
「あ。山田先輩こんにちは」
「乃恵ちゃん、岡部に男をチェックしてもらってるんだって?」
「なんで、山田が知ってるんだよ・・・」
「有名だよ?岡部君」
山田が岡部「君」なんて呼ぶな!
「乃恵ちゃん、いい男居た?」
「それがなかなか」
「へぇ~・・・岡部のお眼鏡にかなう男なんてそうそういないかもねぇ」
そう笑うと、ニヤニヤしながらラーメンを食べる。
「まるで番犬の様なんだってな?」
だまっとけ!
「珍しいな。岡部がそこまで女の子に興味を示すなんて。
愛を信じていない岡部君が・・・ね?」