この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
囚われ
第1章 捕らわれの瞳

「お前は、今日から俺の奴隷だ」
人って驚いたら涙って止まるんだ
でも、彼の意図が全くわからない
「なぜですか?」
私の問いに彼は、口の端をクッと笑いあげた
「お前の車にぶつかった車が、俺らの車だった
その車に乗っていた、俺の婚約者が亡くなった」
正直、だから?と思った
たしかに、悲しいことだけど私には全く関係ないしそれが、私が奴隷になる理由にはならなかったから
私が、理解できていないことをわかってか彼は、私の目を見て言った
「俺としては、婚約者が亡くなろうがどうでもいい
むしろ、都合がいい。
だが、下のやつらは気がすまない
責任としてお前が俺の奴隷として俺に尽くせ」
「そ、そんなの「はい、そうですか」って言うわけない!!」
言っている事が理不尽すぎてここが病室だということも忘れてさけんでしまった
「そもそも、あなたは誰なんですか?
下のやつらとか意味がわからない…」

