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囚われ
第3章 籠の中の鳥

ガチャ
二つ目のドアも開けた様子
現在私は右手にありましたドアに隠れています
そうトイレに!
トイレなら鍵もついてるし安全なはず!
にしてもこのトイレ黒いな
香りはなんかシトラス?系の香りで、床は黒いけどふかふかなものをひいてて癒される
呑気に考えていたらドアノブをひねる音がした
ガチャガチャ ガチャガチャ
恐怖で体が震える
どうか諦めて出ていってください
ついでに、あの厳重そうなドアの鍵も開けたままで出ていってください
震えながらも両手を合わせ必死に願っていた
「おい」
震えていた体が凍りついた
「1秒で開けろ
開けなかったらわかっているだろうな」
ギャーーーーー無理無理無理無理!!!
開けないと殺されるけど開けても殺されるーー!!
内心パニックになっていたけれど、この時の私はまだ余裕があった
私には鍵と言う強い味方がいたから

