この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
獣日和
第1章 はじまり




我に返った時は、既に遅く。






「決まりな。今週中には荷物運ぼうか」

「ちょ、ちょっと待って。私やっぱり……」





慌てて弁解しようとすると、樹が顔を覗き込んでくる。






「ふみ、自信ないの? 俺達と一緒に暮らしたら、好きになりそう?」

「……違う。兄弟みたいな二人を好きになるわけないよ……」

「じゃあ、ただのルームシェアって事で良いだろ? 今までだってお互いの家に泊まった事、何回もあるだろ?」

「うっ……」






至近距離で見つめてくる真剣な瞳に、負けてしまいそう。



樹の言うとおり、ルームシェアだと思えば簡単に住む事が出来る。




正直、おいしい話だ。





家賃もタダで、家事も全部しなくて良いなんて……喉から手が出るぐらいここに住みたい。





それも……二人と結婚しなくて良いなら、だけど。






「……もう一回言うけど、二人とは結婚しないし、好きにもならないよ……。それでも良いんなら……暮らす。この部屋で」






樹の目から目をそらしながら、ポツリと呟く。

そんなふみに対し、嬉しそうに笑顔を咲かせると、二人は両手を広げてふみの体に飛びついた。



/40ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ