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逆襲のフィメス
第9章 悶える女兵士
 ふたつの杯のうちの一方をキーラに渡し、ラフィンもまたスラリとした肢体をサヤを挟んでキーラの逆側に横たえた。

 そして、ひと口、酒で唇を湿らせるとサヤのもう片方の乳を舐めはじめる。

 ぴちゃ……ちゅく……

「ああっ……ふわあっ……アアンッ!」

 女二人に責められてサヤの声がひと際大きくなった。

「可愛い……もっと、もっと感じて、サヤちゃん……」

 耳元でいやらしく煽っておき、ラフィンと同様舌を使い始めるキーラ。

「貴女は可愛い搾精女。本当よ……もっと喘いで……そうしたら本当に貴女がそうなったってわかるから……」

(何を……何を言っているんだ……本当にそうなったとは……一体どういう……)

 ログスは目の前で責められ、悶える妻を救うことができないその身を恨みつつも、キーラの言葉が引っかかった。

「フィメス特産のチリユコの果汁はね、ザーメンを生かしたまま保存してくれるの……そうやって果肉の中に精を吸いこんで……でも、ひとつの果実に蓄えられる量には限りがあるわ」

 キーラがグッと力を込めてサヤの乳房を握った。

「あっ!」

 突然の痛みにサヤが声を上げる。
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