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逆襲のフィメス
第10章 果てさせられて
「ひゃあっ! 図星かよ! 恐い恐いっ! 追い払われたんだな! 熱視線を送りすぎてよぉ!」
「それ以上言うとたたじゃおきませんよ……」
「ハハッ! 悪ぃ、悪ぃ」
とは口先だけで、ラーナにはまったく悪びれた様子はなかった。
「まあなんだ……長旅だったんだ。ゆっくりして行けよ」
「……それより、今の奴隷の件はどうするの? 兵士たちの様子を見て回ってみましたが、皆浮き足立って、たるんだ態度が目に余ります!」
「お前は堅物すぎる所が目に余る」
「貴女という人は……」
いきりたつソフィアをまあまあと軽くいなし、ラーナは指揮官の陣幕へ案内しようと、そのたおやかな腰に手を伸ばした。
「なあ、それよりソフィア……お前、精夜祭のパートナーはいるのか?」
「それ以上言うとたたじゃおきませんよ……」
「ハハッ! 悪ぃ、悪ぃ」
とは口先だけで、ラーナにはまったく悪びれた様子はなかった。
「まあなんだ……長旅だったんだ。ゆっくりして行けよ」
「……それより、今の奴隷の件はどうするの? 兵士たちの様子を見て回ってみましたが、皆浮き足立って、たるんだ態度が目に余ります!」
「お前は堅物すぎる所が目に余る」
「貴女という人は……」
いきりたつソフィアをまあまあと軽くいなし、ラーナは指揮官の陣幕へ案内しようと、そのたおやかな腰に手を伸ばした。
「なあ、それよりソフィア……お前、精夜祭のパートナーはいるのか?」