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第16章 秘密の夜の姫

「あっ……はっ……んひっ……い、い、い……あぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ……」

　嗚咽にも似た悲鳴が絞り出される。
　肉が割ける。指とは比べ物にならない圧倒的な侵入。

（入って……入ってる……あああ、本当に獣のよう……ああっ……私の中の野獣が呼び醒まされる！）

「お、おお、おおっ……はおおおおおっ……おふおおおおおおおおおおっ……あ、あ……あうおおおおおおおおおっ！」

　咆哮となって、肉の悦びがンニスの喉から放たれた。

　びちっ……みちびち、ぶちいぃぃっ！

　純潔の証が引き裂かれ、破瓜の血が敷布の上にボタポタと零れる。痛みと、そしてそれを上回る快感。いや、この場合、痛みこそが快感だった。

（裂かれる……裂かれている……私……）

「私っ……ああっ……裂かてしまうっ！」

　尻から引き裂かれるかと錯覚するほどに、膨張しきった自分のものではない肉が埋め込まれている。そしてそれが激烈な痺れとなってンニス脳を真っ白にする。