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第3章 優しい夜

指の腹は蕾を見つけた。ピクリと、わずかだが、凛の体が跳ねる。その敏感な蕾をすくうように下から撫で上げた。そして可愛い鈴を鳴らすようにちろちろと指を小刻みに動かす。凛の体がひくひくときしみ出した。


「あ、だめ……ダメです、部長……」
「どうして？」
「だって、あの、はうっ！」
「そう。だめならやめようか」


一旦休戦というふうに部長の指は動きを止めた。敏感な蕾に触れたままで。それだけでも凛は達してしまいそうだ。部長は凛の左右の胸を交互に口に含む。甘噛みされてピクリと体が跳ねると、必然的に蕾に当てられた指もこすれた。


「はう……だめ……部長、お願いです。指を離してくだ、さい」
「分かったよ」


部長はニヤリと笑うと指をすんなりと離した。凛はほっとして太ももの力を抜いた。その瞬間、部長は起き上がり、手を凛の両膝に当てた。さっとそれを開く。そして膝の間に身を置いた。Ｍ字開脚だ。

膝立ちになっている岡田部長は見下ろし、凛の秘部を凝視する。足を閉じたくても男の力には敵わない。


「だいぶ濡れているね。陰毛で見えないけど、クリトリスも大きくなったか確認しないとね」
「部長、恥ずかしい……あ、やっ！」


部長は身を屈め、凛の秘部に顔を寄せた。茂みに部長の息が掛かる。そしてすぐに熱いものが蕾に触れた。その熱いものは凛の蕾を左右上下に転がした。あまりの気持ちよさに身をよじるが、太ももを抱え込まれて動けない。