この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ一つの一対
第6章 夢の終わり
 
 菊は色狂いと化した美和子を強引に引き剥がすと、なお肉棒に縋ろうとする美和子へ馬乗りになって押さえる。

「あっ、止めないで……もっと、私を壊して!」

「その前に一つ、確認したい事があります」

 菊は、美和子の割れ目を陰茎でなぞりながら訊ねる。

「あなたは僕の子を孕んだら……堕胎せず産むと誓えますか?」

 憎い男の子を産む。それは美和子にとって屈辱である。本当に孕むかどうかは別として、ここで誓えば、完全に菊の手玉に取られた証である。美和子が復讐を望むなら、ここは意地でも頷いてはならない。頷いてしまえば、いくら後から憎いと恨み節を語っても、所詮は手の内になってしまうのだから。

 だが、美和子の胸に湧いてきたのは、喜びだった。美和子に子を産めと命じたのは、菊が初めてだったのだ。それが愛情ではなく策略だと理性では分かっていても、大事にされていると錯覚してしまった。

「若の精子を……私にください。孕むまで、犯して……」

 突き入れられた陰茎に、美和子は狂い鳴く。いつか産めなくなる体になるなら、この男の精子を浴びて廃棄されたい。女の本能は、そう叫び菊を引き込んだ。
 
/219ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ