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身代わり愛
第4章 アイの塊
甘くほろ苦いキスの味。
唇が赤くなるほど求め合う。
「んんっ…はぁっ」
次第に舌が絡み合い、唇は妖艶に光る。
「…桜…っ」
離すと、銀色の糸が口元を辿りぷつんと切れた。
「今日は…逃がさないから」
まるで、少女漫画のヒーローが言うようなクサイ言葉をはいて大きくなったものを口に付ける。
「…っ」
びくっと蠢き、少し驚く。
でも、そんなのもう気にしない…感じて欲しい…。
性欲の塊を全て出し切ろうとしたあたしは一気に口の中へ。
「ぅあっ…」
気の抜けたような声。
それがあたしの性欲を高めていく…。
「んっ…んっ…」
頭をぐいぐいと押し込んでは抜いて、動き回った。
流れていたはずの涙も必死さで失ってしまっていた。