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身代わり愛
第5章 【番外編】1
「ねぇ、明、誕生日っていつ?」
「凄い唐突だね…。俺は12月3日だけど」
「あたしの方が早いじゃん!!」
明(あきら)は呆れた。別にシャレと言うわけではないが、桜の大雑把な性格には慣れたつもりでいた。がだめだ。
「何ー祝って欲しいの?」
「そ、そんなことないもんっ」
多分しなかったらめっちゃ怒るんだろうなぁ~。
「で、何時が誕生日なの?」
「明後日」
「ええっ!?」
きっと、彼女の事だから言いたかったけど言えないでいたって感じだろうな。というか、さっきから楽しみですオーラ出しまくって目が輝いてる。
「わかったよ…楽しみにしておいて」
半分苦笑しながら、桜に言った。
「やったぁー!!!」
全く…子どもみたい。