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身代わり愛
第5章 【番外編】1
そう言うとこが可愛い。
惚れた弱みってもの。
「明のケーキ食べれるっ~♪」
甘いものが大好きな桜。実は俺、篠山明はパティシエという職業を持っているのだ。だから、ケーキなんかおちゃのこさいさいって訳だ。
「なんの味がいい?」
「うーん…あたしっぽいの!!」
うーん、そんな味あるわけないだろ!!って思いながらも、気持ちを静めた。
「この時期は桜は無いからな~…」
「アキラに任せるからね。おいしいの待ってる」
「わかった!」
出会って数ヵ月で付き合うことになってしまったのに、お互いの愛はきれることなかった。
「ねぇ…もう次の日になるから寝よ?」
桜は密かに誘ってるのだ。気付けるようになったのは最近なんだけど…。
「じゃあ、たっぷり愛してあげなきゃね」
耳元で囁くと少々ぴくんと動いた。
ぁあ…可愛い…。