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ガラスの靴がはけなくても
第10章 ガラスの靴がはけなくても

幼い頃、憧れて止まなかった綺麗なドレスに大きなお城。
もちろん私はどれも持っていないただのOL。


だけど、その中で一番に望んだ素敵な王子様は本当に現れた。


ちょっと意地悪で俺様で。
大人で優しくて誰よりも甘やかしてくれて。
私のことをすごくすごく大事にしてくれる人。


私の彼はおとぎ話に出てくるどんな王子様より素敵で強くてかっこいい。


この人といれば私はいつまでも幸せを感じることが出来るだろう。


優しい腕の中で私は彼だけのお姫さまになれるから。



例え、ガラスの靴がはけなくても。




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