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彼は「安産」だったらしい。
第2章 メイクヒムストロング。
やがて、KyoさんはMaonaさんをベッドに這わせた。四つん這いが生みやすいってだれか言ってたからかな。
 こちらにお尻を向けているMaonaさんだけど、鏡が前にあるから顔も見える。つらそうに眉が寄り、脚の間のモノも萎えていた。
「息んでみな」
 うながされて、Maonaさんは下腹に力を入れる。
「ん~っ、ぅぅーッ…はぁ、はぁっ」
「そんなんじゃ出ねぇぞ」
 KyoさんはMaonaさんの尻を革のベルトで打った。
 バチン、バシッとひどい音がする。ただでさえ痛いのにあんな仕打ち……。
 白い尻が赤く染まって、さっき出た血も合わさっていやらしい色彩を帯びていた。
 Maonaさんは、鞭うたれながらも姿勢を崩さずに、繰り返しいきんでいる。
「うぅ、んんんんッ……ふぁあっ」
 涙がこぼれ、シーツが濡れる。
 がんばれ、と応援する僕の体はなぜか熱かった。
 腰がバキバキと破壊されるような音がして、Maonaさんの穴から、ちらりと何かが覗いては消える。狭い場所を押し広げて、生まれてこようとしているのだ。
 けれど、Maonaさんは疲労してきているらしく、かく、とベッドに崩れた。
「起きろ」
 Kyoさんが言って、Maonaさんの頬を打つ。
「しゃあねーな」
 何かの注射をしているのは、儀式を早める薬だろうか。
 Maonaさんは朦朧とした顔で起き上がり、今度はこちらにM字開脚して自らおなかを押しながらいきんだ。
「くぅううっ」
 何度も何度も力を入れてはふっと意識を失いそうなあやうい顔を見せて、つらそうだ。
「手伝ってやるよ」
 鬼畜な部分が目を覚ましたらしいKyoさんは、その腹を足で踏む。
「ぐぁああっ」
 布で殺されてもわかる悲鳴が、Maonaさんを震わせた。
 容赦なく進められて、胎児らしきものがぐにゅりと股間からてっぺんをのぞかせる。
「ん、んんっ」
 出そうとするMaonaさんの股間はたかぶりだしたのか、ぴんと天に向かっていた。
 Kyoさんはそれをしごいて射精させてやり、脱力したところをまた四つん這いにさせて、後ろから自分のモノを押し当てる。
 Maonaさんはマゾヒストなのか、蕾でそれを迎え入れて腰を振り、喘いだ。
 僕は茫然としてただ画面を見つめる。
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