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彼は「安産」だったらしい。
第2章 メイクヒムストロング。
そして、ようやく。
「んんぅ、ぐっ、ふううううううッ」
 強く強く息んだMaonaさんの股間から、ぐちゃりっと頭が出た。
 繊細な箇所が大きく切れて、Maonaさんは口唇を震わせている。
 Kyoさんは急に優しさを思い出したように、Maonaさんに口づけ、抱き寄せてまた胸を揉んだ。男の胸だからとうぜんふくらみなんかないけど、肌の柔らかさが伝わってくる。
「んんッ!」
 やっと、身体のほうも出た。
 儀式はぶじ終わり、Maonaさんはぐったり倒れこむ。
 切れた場所は、Kyoさんが針で縫い始めた。
「や、やぁっ…痛いッ」
 さるぐつわを外され、手首を縛られたMaonaさんが泣き声を上げた。
「あと少し我慢しろ」
 平然と縫い進めるKyoさんは、ぜったい楽しんでいるんだろう。
 ちゅく、ちゅくと痛そうに縫われていくたび、Maonaさんの腰ははね、尻を打たれていた。
「よし。よくがんばったな」
 すべて終わり、解放されたMaonaさんは、痛みに耐えたからか、以前より強くなったように見えた。
「これからも、いっしょにいろんなこと乗り越えようね」
 愛し合う二人が誓ってキスするのを、僕は頬を赤らめて見守る。
「ところでこれ、どうする?」
 そのうち、もうすっかり回復したらしいMaonaさんが、産み落としたものを思い出して言った。
 普通なら施設に置いてきたりするんだけど、二人は有名人だから、うっかり子どもがいた、なんてことになったらまずいんだろう。
「捨てちゃえ」
「そうだね」
 Kyoさんの言葉にMaonaさんはくすっと笑って、窓を開けた。きっとマンションの高層階。
 下はゴミ置き場らしい。
「まだ早いから誰も出してないけど」
 黒いごみ袋に入れて、Maonaさんは窓からそれを放り投げた。
 べしゃっといういやな音は聞こえない。
 二人がもう一度キスをしたところで映像は終わった。

「安産だっていったけどけっこうつらそうだったな」
 僕もフユキとうまく乗り越えられるだろうか。
 社長になんて感想を告げるか考えながら、僕は自分のおなかを再び見つめた。


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