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第2章 魔王蹂躙

俺はファミリアの髪の毛を掴むと再び顔を上げさせ無理矢理机に視線を向けさせる

「…選べ」

そして一言

「…う…うぅ…い…痛くないのが…良いです…」

泣きながら言うファミリア

「安心しろ、もしもの時は治癒魔法かけてやるから」

俺が笑顔でそう言うとファミリアは更に声をあげて泣き出した

「おい、泣いてないでさっさと選べよ！」

俺は痺れを切れして彼女に怒鳴りつけた

「は、はい…じゃあ…左から四番目の…」

ファミリアは絞り出すような声で言った

俺はファミリアが言った道具を手に取る

「剣山か…なんでこれにしたの？」

「け、剣山なら…圧力が小さくてあまり痛くならないと思ったから…」

彼女はバカではないようだ

しかし残念ながらそれは期待できないことでもあった