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第1章 再会 -理香side-
「気づくの遅すぎ」
「いや、だって10年以上会ってなかったんだよ?
背だってめっちゃ高くなってるし。わかんないよ」
北宮の頭の先からつま先まで、思わず何度も見直してしまう。
よく見るとあの頃の面影が残っているような、残っていないような。
北宮 祐樹 (きたみや ゆうき)は、小学校・中学校の同級生で、同じマンションに住んでいた。
住んでいた…過去形なのは、高校に入った頃に、北宮家がマンションの近くの戸建住宅に引っ越したから。
引っ越しをしても徒歩5分もかからない距離に住んでいたけど、中学を卒業してから会うことはなかった。
「いや、だって10年以上会ってなかったんだよ?
背だってめっちゃ高くなってるし。わかんないよ」
北宮の頭の先からつま先まで、思わず何度も見直してしまう。
よく見るとあの頃の面影が残っているような、残っていないような。
北宮 祐樹 (きたみや ゆうき)は、小学校・中学校の同級生で、同じマンションに住んでいた。
住んでいた…過去形なのは、高校に入った頃に、北宮家がマンションの近くの戸建住宅に引っ越したから。
引っ越しをしても徒歩5分もかからない距離に住んでいたけど、中学を卒業してから会うことはなかった。