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第7章 変化 -理香side-
白くて綺麗なカクテル。
「これ、何?」
「内緒。いいから飲めって」
カウンターの中から戻って来た祐樹に促されて、グラスに口をつける。
「飲みやすくておいしい!」
甘さの中に、酸味と少しの苦味が残る。
口当たりが良くて、飲みやすいカクテルだった。
「で、何ていうカクテルなの?」
「教えない」
「ケチー」
まるで小学生のような会話。
「 ‘ XYZ ’ ですよね?
北宮さん、意外とロマンチックなんですね」
そんなやり取りをしていると、意味あり気に笑いながら晴人さんがカクテルの名前を教えてくれた。
「晴人、また余計なことを…」
そう言いながら祐樹が晴人さんを睨む。
「別に言えないような変な名前とかキザな名前でもないじゃん。勿体ぶらずに教えてくれればいいのに」
小学生みたいな意地悪に、笑みが溢れた。
「これ、何?」
「内緒。いいから飲めって」
カウンターの中から戻って来た祐樹に促されて、グラスに口をつける。
「飲みやすくておいしい!」
甘さの中に、酸味と少しの苦味が残る。
口当たりが良くて、飲みやすいカクテルだった。
「で、何ていうカクテルなの?」
「教えない」
「ケチー」
まるで小学生のような会話。
「 ‘ XYZ ’ ですよね?
北宮さん、意外とロマンチックなんですね」
そんなやり取りをしていると、意味あり気に笑いながら晴人さんがカクテルの名前を教えてくれた。
「晴人、また余計なことを…」
そう言いながら祐樹が晴人さんを睨む。
「別に言えないような変な名前とかキザな名前でもないじゃん。勿体ぶらずに教えてくれればいいのに」
小学生みたいな意地悪に、笑みが溢れた。