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第1章 再会 -理香side-
「南山ー?まだ、終わらない?俺も帰るけど?」
自分のパソコンの電源を落としながら声をかけてきたのは、半沢さん。
5歳年上の建築士で、私の教育係をしてくれていた。
今も何かと相談に乗ってくれるいい先輩。
腕時計を見ると、まだ20時。
半沢さんにしては早めの帰宅。
半沢さん以外の先輩はすでに帰宅していたり、現場から直帰するらしく、私が最後らしい。
「もうちょっとやってから帰ります」
「ほどほどにしとけよ?最後の戸締まりよろしくな。
明日の打ち合わせ15時からだから、昼からゆっくり来いよ?」
「了解です。お疲れ様でした」
「お疲れ、帰り気をつけろよ」
短い会話を交わし、半沢さんはヒラヒラと右手を振りながら帰って行った。
自分のパソコンの電源を落としながら声をかけてきたのは、半沢さん。
5歳年上の建築士で、私の教育係をしてくれていた。
今も何かと相談に乗ってくれるいい先輩。
腕時計を見ると、まだ20時。
半沢さんにしては早めの帰宅。
半沢さん以外の先輩はすでに帰宅していたり、現場から直帰するらしく、私が最後らしい。
「もうちょっとやってから帰ります」
「ほどほどにしとけよ?最後の戸締まりよろしくな。
明日の打ち合わせ15時からだから、昼からゆっくり来いよ?」
「了解です。お疲れ様でした」
「お疲れ、帰り気をつけろよ」
短い会話を交わし、半沢さんはヒラヒラと右手を振りながら帰って行った。