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第14章 公表 -祐樹side-
唇を離しても、透明な糸が俺と理香を繋ぎ、ぷつんと切れた。
理香はさっきよりも頬を赤くし、目を潤ませていて。
艶っぽく色めいていて、男を煽る顔。
この顔を半沢さんにも見せたんだろうか。
よくキスだけで済んだよな。
押し倒されていてもおかしくない。
「…理香」
赤くなった頬に唇を這わせ、最後に鼻の頭をぺろっと舐める。
「くすぐったい…」
そう言って、理香が笑った。
やっと笑ってくれた。
困った顔や怒った顔、どんな顔も好きだけど、やっぱり笑っていて欲しい。
理香はさっきよりも頬を赤くし、目を潤ませていて。
艶っぽく色めいていて、男を煽る顔。
この顔を半沢さんにも見せたんだろうか。
よくキスだけで済んだよな。
押し倒されていてもおかしくない。
「…理香」
赤くなった頬に唇を這わせ、最後に鼻の頭をぺろっと舐める。
「くすぐったい…」
そう言って、理香が笑った。
やっと笑ってくれた。
困った顔や怒った顔、どんな顔も好きだけど、やっぱり笑っていて欲しい。