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第14章 公表 -祐樹side-
BBQの話の後、車で理香をマンションまで送り、最後に気がかりなことを聞いてみる。
「明日から仕事、どうする?
俺が半沢さんと話しようか?」
「どんな顔して会えばいいのかわからないけど、
仕事には行く。たぶん大丈夫…。
明日には ‘ 先輩 ’ に戻るって言ってたし…」
理香は、自分に言い聞かせるように、そう言って車を降りた。
理香はいつも同じように手を振りながら、俺の車を見送ってくれる。
やっぱり理香が車から降りる前に、もう一度、キスすればよかった。
柔らかな唇に触れてしまったら、キスだけじゃ終わらせられないような気がして、それを躊躇ったことを後悔しながら、自宅に帰る。
「明日から仕事、どうする?
俺が半沢さんと話しようか?」
「どんな顔して会えばいいのかわからないけど、
仕事には行く。たぶん大丈夫…。
明日には ‘ 先輩 ’ に戻るって言ってたし…」
理香は、自分に言い聞かせるように、そう言って車を降りた。
理香はいつも同じように手を振りながら、俺の車を見送ってくれる。
やっぱり理香が車から降りる前に、もう一度、キスすればよかった。
柔らかな唇に触れてしまったら、キスだけじゃ終わらせられないような気がして、それを躊躇ったことを後悔しながら、自宅に帰る。