この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
brass button
第17章 喧騒 -理香side-
今までは ‘ 守るから’ って言われるのが好きじゃなかった。
それは、守ってもらわないといけないほど、弱い存在って言われてるみたいで。
対等に扱われていないみたいで、言われるたびに悔しかった。
だけど、祐樹の言葉は素直に受け入れられる。
そう言ってもらえて、嬉しいと思う。
なんか女の子っぽい自分に、恥ずかしくなる。
「現場も時間ずらして行くほうがいいかな?」
「うーん…」
祐樹の視線が宙を舞う。
「現場には一人で行かせたくないし、半沢さんと二人でも行かせたくない」
半沢さんと二人にしたくないのはわかるし、私も避けたいと思っているけど…。
「一人で行くのもダメなの?」
「…大工に殴られたことあるんだろ?」
そう言いながら、祐樹の手が私の頬を撫でる。
それは、守ってもらわないといけないほど、弱い存在って言われてるみたいで。
対等に扱われていないみたいで、言われるたびに悔しかった。
だけど、祐樹の言葉は素直に受け入れられる。
そう言ってもらえて、嬉しいと思う。
なんか女の子っぽい自分に、恥ずかしくなる。
「現場も時間ずらして行くほうがいいかな?」
「うーん…」
祐樹の視線が宙を舞う。
「現場には一人で行かせたくないし、半沢さんと二人でも行かせたくない」
半沢さんと二人にしたくないのはわかるし、私も避けたいと思っているけど…。
「一人で行くのもダメなの?」
「…大工に殴られたことあるんだろ?」
そう言いながら、祐樹の手が私の頬を撫でる。