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第21章 秘密 -理香side-
あっという間に絶頂に導かれ、ぐったりと祐樹に寄りかかる私を抱き締めながら、祐樹が微かな笑い声を溢す。

「まだまだ始まったばっかだよ?」


私を抱き締めたまま、ゆっくり律動を始める。
弱い刺激なのに、快感の波に身体に高められていく。

「…んっ。あっん。…っん。…あっ」

私の口から淫らな声を漏らすと、間近で祐樹と視線がぶつかる。
それがいつも以上に恥ずかしくて。
目を伏せようとした私の頬を祐樹が手が捕らえる。

「ちゃんと俺のこと見て」
その瞳は真っ直ぐ私を射抜き、逸らすことを許してはくれない。

全てを見透かされているようで、恥ずかしくて。
恥ずかしさと快感に涙が溢れる。

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