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第4章 けじめ -祐樹side-
昔から、理香はお袋のお気に入りだった。
‘ 理香ちゃんが祐樹のお嫁さんになってくれたらいいのに ’って、ずっと言ってたっけ。
コーヒーでも淹れるか。
そう思っていると、どこかにいそいそと電話をしているお袋。
「ちょっと!祐樹もお父さんも、早く着替えて!
今から南山さんとこに挨拶に行くわよ!」
「はぁ?今から?」
「今から!」
「理香、仕事でいないよ?」
「理香ちゃんがいなくても、挨拶は出来るでしょ!」
そして、その30分後には理香の家のリビングで、理香の両親と向き合っていた。
‘ 理香ちゃんが祐樹のお嫁さんになってくれたらいいのに ’って、ずっと言ってたっけ。
コーヒーでも淹れるか。
そう思っていると、どこかにいそいそと電話をしているお袋。
「ちょっと!祐樹もお父さんも、早く着替えて!
今から南山さんとこに挨拶に行くわよ!」
「はぁ?今から?」
「今から!」
「理香、仕事でいないよ?」
「理香ちゃんがいなくても、挨拶は出来るでしょ!」
そして、その30分後には理香の家のリビングで、理香の両親と向き合っていた。