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第4章 けじめ -祐樹side-
おじさんの晩酌に付き合い、やっと解放されたのは日付の変わる少し前だった。
理香は俺をマンションの下まで見送りに来てくれた。
アルコールでほんのり色づいた理香は艶やかで。
離れるとこが名残惜しくて、いつまでも繋いだ手を離せずにいた。
「…ありがとう」
繋いだ手を見つめたまま、理香が呟いた。
俺以上に展開の速さに戸惑っているのは、間違いなく理香だ。
気持ちが伝わるように、ギュッと繋いだ手に力を込める。
「幸せになろう」
「うん」
俺は向けられた笑顔に、キスをした。
理香は俺をマンションの下まで見送りに来てくれた。
アルコールでほんのり色づいた理香は艶やかで。
離れるとこが名残惜しくて、いつまでも繋いだ手を離せずにいた。
「…ありがとう」
繋いだ手を見つめたまま、理香が呟いた。
俺以上に展開の速さに戸惑っているのは、間違いなく理香だ。
気持ちが伝わるように、ギュッと繋いだ手に力を込める。
「幸せになろう」
「うん」
俺は向けられた笑顔に、キスをした。