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嫌なのに……
第6章 花狩り・2

覗き屋?

初めて聞く言葉に亜海は困惑した表情を浮かべる。

「ここに来る車の奴らは中でエッチして…
覗き屋達がそれを見物するのさw」

亜海の体が強張る。
誠が何をしようとしているのか…
悟ってしまったからだ。

パチンと誠が車内灯のスイッチを入れた。

「!!いやあぁぁ!」

やんわりとしたオレンジ色の光に亜海の裸体が照らし出される。
暗い展望台に突然灯された灯りに、わらわらと黒い影が群がってきた。

いやっ…また、視られる…!
視線に犯される……!

恐怖に涙が浮かぶが、窓に張りつく気配に身体か火照ってくる。

そんな亜海の様子を見ながら、誠はもうひとつのスイッチを入れた。









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