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嫌なのに……
第8章 通勤電車
目の前の男性と顔を合わせるのも気まずくて、俯いてる亜海の耳に微かに荒い息づかいが聞こえた。
それが抱きついてる男のものだと気づく前に、男の手が亜海の太股を捉える。
撫でる…というよりスカートを捲し上げているようだ。
ロングフレアのスカートの裾はどんどん上へと上がって行く。
嫌だ…と思っても体が動かない。
まさか、正面から堂々と痴漢されるとも思ってなかったから、恐怖と驚きで戸惑ってしまう。
揺れに踏ん張っていた亜海の足の隙間に男の右足が割り込んできた。
横にスライドさせて亜海の足を広げる。
左足も同じ動きをし、太股で太股を抑えられ…
亜海は完全に身動き出来なくなった。
男の手はとうとう裾を捉え、そこからスルリと中へ侵入してきてしまった。