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嫌なのに……
第9章 最終電車

熱を残して波が引いてゆく。
絶頂を目前に手放された身体は、切なさに震える。
逝きかけたのに…どうして…
男達は苦し気に悶える亜海を暫く眺めて、再び愛撫を始めた。
「やっ、あぁ…んあっ、いっ…?!」
またも絶頂の直前で動きが止まる。
なんで…逝かせてくれないのっ?!
涙と共に苦し気な声が溢れる。
男達はニタニタしながら亜海を見つめている。
彼等は待っているのだ。
亜海が自ら、逝かせて欲しい、と口にするのを。
亜海にもそれが解り、奥歯を噛み締めた。
意地でも、言うもんか…!
男達の容赦ない寸止め攻撃が始まった。

