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嫌なのに……
第2章 ケダモノ

長い接吻が終わった。

男の唇が離れた時、亜海は少しほっとしたが、本番はこれからなのだ。

セーラー服の上着を脱がされた。
スカートも剥ぎ取られ、その辺に放り出される。
亜海は下着の上に薄いキャミソール一枚の姿になった。
10月終わりの肌寒さと恐怖に、腕で体を抱いた。
その腕が邪魔だったのか、男はセーラーのスカーフで亜海の腕を後ろ手に縛った。
僅かな抵抗も封じられる。

男はキャミソールを胸元から引き裂いた。

ひゃっ!

声にはならない、息のような悲鳴が亜海の口から漏れる。
男はブラも左右に引き千切った。
亜海の白くてたわわな胸がブルンと揺れて晒された。



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