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第2章 ケダモノ

男は既に涙を流してる亜海の顔を両手で掴むと、その唇に吸い付いた。

？！んんっ！

セカンドキス。
あの、微かに触れるだけのファーストキスとは違う、乱暴なものだった。
ざらざらとした気持ちの悪いものが亜海の口の中に侵入してくる。
気持ち悪さに亜海の舌は逃げるように奥に引っ込めようとしたが、それは遠慮無く亜海の舌を追いかける。
亜海の舌はなぶられ、口の中を犯され続けられた。

吐きそう……

亜海は耐えるしかなかった。