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嫌なのに……
第2章 ケダモノ
気がつくと男は居なかった。
手は自由になっている。
一瞬、亜海は夢を見ていたのかとさえ思った。
だが、街灯に照らし出された踊り場の床に、悪夢の痕跡が残っている。
亜海の秘部から溢れ出た男の精液と…それに混じる赤いもの……
大事なモノが、永遠に失われた……
側に落ちていた制服を手繰り寄せる。
埃で灰白く汚れている。
だけど自分はもっと汚れてしまった……
初めてだったのに…こんなの、酷すぎる……
制服を抱き締めて、亜海は咽び泣いた……