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月 ~優香~
第27章 変化 ~健一~

翌日、優華が学校に来ていると聞いて、少し安心した。
そして、また、急に不安になった。
昨日のことを気に病んで、サークルを辞めてしまったらどうしよう。
もう話すきっかけをつくれない。
俺はあわててメールした。
「今日は、17時に部室集合だから、遅れるなよ。」
気付くと、優華のことを考えている。
いつも片隅にある理緒が、影をひそめていた。
俺は、自分の変化に気付いていた。
そして、そんな変化に戸惑いつつも、楽しんでいた。
それでも、初めてのデートの帰り、優華の誘いに戸惑った。
こんな少女みたいな子を、騙すことになったら、自分を許せなくなる。
もしかして、また理緒の影を追い、
「ごめん。やっぱり好きになれなかったみたいだ。」っと言ってしまうかもしれない。
こんなあどけない少女を簡単に傷つけてしまうかもしれない自分が怖かった。
理緒以外の人を好きになったことがない。
自分の気持ちに確証が持てなかった。
ただ、理緒を忘れさせてくれる優華との楽しい時間を長引かせたかった。
そして、また、急に不安になった。
昨日のことを気に病んで、サークルを辞めてしまったらどうしよう。
もう話すきっかけをつくれない。
俺はあわててメールした。
「今日は、17時に部室集合だから、遅れるなよ。」
気付くと、優華のことを考えている。
いつも片隅にある理緒が、影をひそめていた。
俺は、自分の変化に気付いていた。
そして、そんな変化に戸惑いつつも、楽しんでいた。
それでも、初めてのデートの帰り、優華の誘いに戸惑った。
こんな少女みたいな子を、騙すことになったら、自分を許せなくなる。
もしかして、また理緒の影を追い、
「ごめん。やっぱり好きになれなかったみたいだ。」っと言ってしまうかもしれない。
こんなあどけない少女を簡単に傷つけてしまうかもしれない自分が怖かった。
理緒以外の人を好きになったことがない。
自分の気持ちに確証が持てなかった。
ただ、理緒を忘れさせてくれる優華との楽しい時間を長引かせたかった。

