この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
月 ~優香~
第31章 ピアス ~優華~

箱を開けると、中には四角く黒いピアスが一つだけ入っていた。
「オニキス?何で一つだけなの?」
「着けてあげる。」
健一は、席を立つと、私の左側に立ち、ピアスをつけた。
「本当は、ピンクサファイアとか、姫に似合うと思ったんだけどね。
石の意味を聞いてね、オニキスにしたんだ。」
「石の意味?オニキスってどんな意味があるの?」
「内緒。それより、もう片方は、俺の。姫、着けてよ。」
健一は、ポケットから、もう片方のピアスを出すと、私に差し出した。
「やだ~。私の誕生日プレゼントなのに、半分自分のものなの?
なんか、健一らしいね。」
私は、あんまりにも健一らしくって、おかしくって、
笑いながら、健一に、もう片方のピアスをつけてあげた。
「オニキス?何で一つだけなの?」
「着けてあげる。」
健一は、席を立つと、私の左側に立ち、ピアスをつけた。
「本当は、ピンクサファイアとか、姫に似合うと思ったんだけどね。
石の意味を聞いてね、オニキスにしたんだ。」
「石の意味?オニキスってどんな意味があるの?」
「内緒。それより、もう片方は、俺の。姫、着けてよ。」
健一は、ポケットから、もう片方のピアスを出すと、私に差し出した。
「やだ~。私の誕生日プレゼントなのに、半分自分のものなの?
なんか、健一らしいね。」
私は、あんまりにも健一らしくって、おかしくって、
笑いながら、健一に、もう片方のピアスをつけてあげた。

