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月 ~優香~
第31章 ピアス ~優華~

「普段気付かなかったけど、健一、ピアスしてたんだね。」
「大学に入ってからは、ほとんどしてなかったんだけど、埋まってなくてよかった。
お揃いなんだから、絶対はずしたり、無くしたりするなよ。」
「ふふっ。わかったよ。無くさない。
でも、健一の方が怪しいよね。
ラグビーの時、大丈夫なの?」
「それで、小さいピアスにしたんだ。
指輪やネックレスは、絶対無理だからさ。」
「ぷっ。何それ。本当は、自分がオニキスのピアス欲しかったから、余った半分くれたんじゃないの?」
「うるさいなぁ~。そんなことないぞ。きちんと姫のために選んだんだからな~。」
私は、健一らしすぎて、おかしくておかしくて、笑いが止まらなかった。
でも、お揃いのピアスが、本当はとっても嬉しかった。
左手で、ピアスの感覚を確かめていた。
「大学に入ってからは、ほとんどしてなかったんだけど、埋まってなくてよかった。
お揃いなんだから、絶対はずしたり、無くしたりするなよ。」
「ふふっ。わかったよ。無くさない。
でも、健一の方が怪しいよね。
ラグビーの時、大丈夫なの?」
「それで、小さいピアスにしたんだ。
指輪やネックレスは、絶対無理だからさ。」
「ぷっ。何それ。本当は、自分がオニキスのピアス欲しかったから、余った半分くれたんじゃないの?」
「うるさいなぁ~。そんなことないぞ。きちんと姫のために選んだんだからな~。」
私は、健一らしすぎて、おかしくておかしくて、笑いが止まらなかった。
でも、お揃いのピアスが、本当はとっても嬉しかった。
左手で、ピアスの感覚を確かめていた。

