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月 ~優香~
第2章 出会い

月?なのか?
しかし、彼女の視線は、
月までたどり着かず、
途中の空間を見ているようだった。
何か虚ろで、その目からは何の感情も読み取れない。
声をかけたい衝動に駆られた。
、、が、彼女の周りの空気が、それを拒絶していた。
俺は、彼女の前を通り過ぎた。
彼女は全く俺の存在など気づかなかったかのように、
微動だにしない。
通り過ぎると、俺はすぐに彼女を振り返った。
声をかけてみるか?
しかし、手を出してはいけない。
そんな信号があった。
何がどうと説明は出来ないが、
動物的な勘が俺の衝動を制御した。
俺は、吸い込まれるように彼女をしばらく眺めていた。
なんて言ったらいいのだろう?
決して飛び切りの美人ではない。
色気と言うのだろうか?
ただ、妖艶で、恐ろしくもあり、清らかでもあり、魅力的だった。
しかし、彼女の視線は、
月までたどり着かず、
途中の空間を見ているようだった。
何か虚ろで、その目からは何の感情も読み取れない。
声をかけたい衝動に駆られた。
、、が、彼女の周りの空気が、それを拒絶していた。
俺は、彼女の前を通り過ぎた。
彼女は全く俺の存在など気づかなかったかのように、
微動だにしない。
通り過ぎると、俺はすぐに彼女を振り返った。
声をかけてみるか?
しかし、手を出してはいけない。
そんな信号があった。
何がどうと説明は出来ないが、
動物的な勘が俺の衝動を制御した。
俺は、吸い込まれるように彼女をしばらく眺めていた。
なんて言ったらいいのだろう?
決して飛び切りの美人ではない。
色気と言うのだろうか?
ただ、妖艶で、恐ろしくもあり、清らかでもあり、魅力的だった。

