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写性 …SHASEI…
第12章 芍薬
「沙絵」

「ゆう君」

僕は彼女を横抱きに抱えあげ寝室に連れていった。


ベッドの上に立たせて、はだけた着物を剥ぐ。

「沙絵、愛してる。

沙絵の体を見せて…」

僕は自分の着物も脱ぎ捨て、ベッドに登って跪いた。

足元から口付けし、徐々に上へと昇っていく。

沙絵が身を捩りながら堪えるが、やはりまだ蜜は出ていない。

女の反応を示すようになるのはいつなのか、それまでは秘部への愛撫は抑えていた。

ふっくらとした尻肉に唇を寄せ、強く吸って印を刻む。間違いなく僕のものとなる体に痕を付けた。

あぁ…ゆう君…

沙絵が睦事の時には僕を名前で呼ぶことも定着していた。

膝立ちになり沙絵を抱き締める。その小ささを確認しながら口付けする。

チュッ…チュッ…クチュリ…

体とはちぐはぐに、舌を絡めて返してくる沙絵は僕の首に腕を巻き付けて身を寄せてくる。

背中からお尻を撫でながら舌を吸い上げた。

ん…んん…

苦しそうな沙絵をベッドに横たわらせる。

手を頭の上に纏めて、深く口付けをする。

首筋、鎖骨、脇からお腹へと唇を落とす。

っん…っふぁ…

沙絵が可愛いい声で鳴き始めた。
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