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写性 …SHASEI…
第16章 薔薇
桜がまた春の訪れを告げる。私ははらはらと散る花びらの下にいて、親樹から離れて地に降る姿と枝を隠すほどに咲き乱れる花を写真に収めた。

一瞬で姿が変わるこの被写体を相手にするのは楽しい。

お父様は、毎日よく飽きないねと驚くが、毎日何枚も撮った写真を嫌がらずに一緒に見てくれる。

うまく撮れてるところなどを誉めてくれ、私は芸術を追求することを覚えていった。

パソコンで入学式が始まる。校長先生のお話や歌が流れる。

時間割に合わせて勉強するように説明がある。
送られた教科書やパソコンの映像を見ながら勉強するのは楽しかった。

最初のうちは、アトリエで勉強していたけど、そのうち自分の部屋でやるようになっていった。

お父様の邪魔になるし、自分の机で勉強した方が集中出来るから…

学校には行かないけれど、小学生になったという自覚はあった。

勉強も好きになった。
早く大人になりたいという目標があったから…


「沙絵、お誕生日に欲しいものは?」

「一眼レフのカメラが欲しい。」

「どうして?」

「ピント合わせが絞り込めるから…」

「もう新しいのを買うの?」

「今のも大事にするけど、どうしても欲しいの。」
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