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写性 …SHASEI…
第16章 薔薇
「なんて言ったの?」
「単純に好きだよ。って、だからずっと一緒にいようねって、沙織も好きだって言ってくれたからね。」
「ふうん、お父様はそのあと他に好きな人できたりしなかったの?」
「なかったね。沙織がいれば十分で沙織以外は考えられなかったから。」
「そうなんだ。」
学校がどんなだかわからないけど、たくさんの中からその人だけと言えるのはすごいと思った。
庭のたくさんの薔薇の写真を撮る。
一つ一つが違った表情で、どれも素敵だ。毎日の様子も違う。それを写真に収めるのは楽しくて仕方なかった。
甘いだけじゃなく、上品な香りに包まれて過ごすのが好きだった。
「単純に好きだよ。って、だからずっと一緒にいようねって、沙織も好きだって言ってくれたからね。」
「ふうん、お父様はそのあと他に好きな人できたりしなかったの?」
「なかったね。沙織がいれば十分で沙織以外は考えられなかったから。」
「そうなんだ。」
学校がどんなだかわからないけど、たくさんの中からその人だけと言えるのはすごいと思った。
庭のたくさんの薔薇の写真を撮る。
一つ一つが違った表情で、どれも素敵だ。毎日の様子も違う。それを写真に収めるのは楽しくて仕方なかった。
甘いだけじゃなく、上品な香りに包まれて過ごすのが好きだった。