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写性 …SHASEI…
第25章 誕生の時
部屋に戻って泣き続けた。沙織でもだめなら、沙織になる意味がない。

沙織は居なくていい。

お母様…お母様…私を愛して…

誰か私を愛して…

愛するって何?

sexするのが愛することでしょ?

あの人を苦しめたい。苦しめて喜ぶなら、苦しめていいじゃない。

お父様を失いたくない。お父様はずっと私のものだったのに…

あの人が居なくなればいい。
でもお母様も欲しい。


お父様と一緒にあの人を愛すればいいじゃない。

そうよ。あの人は虐められて喜ぶ性質なんだから、二人であの人を愛すればいい。

そうよ。皆が良くなる方法があるじゃない。

私は涙を拭いて、客間に移った二人のところに行った。

静かにドアを開けて二人の様子を窺う。

あの人の手がお父様の背中に回り力強く掴んでいた。
口づけを交わし胸を愛撫されて二人は私にも気づかないほど夢中に愛し合っていた。

せんせぇ…イクッ…いっちゃぅ…

ビクビクと痙攣するあの人にお父様が腰を打ち付けている。

せんせぇ…イクッ…奥にちょうだぃ…

んぁあ゛あ゛

お父様の背中にあの人の爪が食い込んで背中に赤い掻き痕がついた。

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