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写性 …SHASEI…
第31章 春爛漫
「あ…ありがとう…」
「ま、まぁ…使うことないように俺が一緒にいるけどな。」
「ふぅん…」
「さて、ケーキとお茶の用意が出来たから…」
「おじさん…悪いです。僕帰ります。」
「ケーキぐらいいいじゃない。」
「いや、誕生日を祝うのに、僕がいたら…」
「二人だけじゃ寂しいし、せっかく友達になったんだから、一緒に祝ってよ。
ねぇ、沙絵いいよね。」
「Shouは良く働いてくれるからいいわよ。」
「な、なんか、家来みたいだな。」
「そう?友達でしょ?本当にありがとうね。」
「ほら、沙絵、蝋燭たてろよ。歌うたうから…」
「う…うん…」
沙絵が蝋燭を立て始めるとしょう君は歌をうたいだす。火を点け終わるころには歌い終わっていた。
「沙絵〜HAPPY BIRTHDAY
火を消して…」
「う…うん…」
フゥゥゥゥ〜
「おっ…一気に消せたな、今年も良いことあるぞ〜」
「そうなの?」
「ああ…うちじゃそう言われる。」
「蝋燭立てる時から歌うのも…」
「だって…蝋が垂れたらケーキ食べれないだろ?」
「Shouの家、面白いね〜」
「そうか?
下に弟と妹がいて賑やかだからかな。」
Shouは見た感じがさつに見えるけど、兄弟や母親のことなど訊いてきたりしない。
「ま、まぁ…使うことないように俺が一緒にいるけどな。」
「ふぅん…」
「さて、ケーキとお茶の用意が出来たから…」
「おじさん…悪いです。僕帰ります。」
「ケーキぐらいいいじゃない。」
「いや、誕生日を祝うのに、僕がいたら…」
「二人だけじゃ寂しいし、せっかく友達になったんだから、一緒に祝ってよ。
ねぇ、沙絵いいよね。」
「Shouは良く働いてくれるからいいわよ。」
「な、なんか、家来みたいだな。」
「そう?友達でしょ?本当にありがとうね。」
「ほら、沙絵、蝋燭たてろよ。歌うたうから…」
「う…うん…」
沙絵が蝋燭を立て始めるとしょう君は歌をうたいだす。火を点け終わるころには歌い終わっていた。
「沙絵〜HAPPY BIRTHDAY
火を消して…」
「う…うん…」
フゥゥゥゥ〜
「おっ…一気に消せたな、今年も良いことあるぞ〜」
「そうなの?」
「ああ…うちじゃそう言われる。」
「蝋燭立てる時から歌うのも…」
「だって…蝋が垂れたらケーキ食べれないだろ?」
「Shouの家、面白いね〜」
「そうか?
下に弟と妹がいて賑やかだからかな。」
Shouは見た感じがさつに見えるけど、兄弟や母親のことなど訊いてきたりしない。