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写性 …SHASEI…
第32章 昇華
しょう君がテーブルに両手をついて、おどけて言ってみせるので、思わず吹き出してしまう。
あはは…あははははっ…
久しぶりに笑い声が響いた。
「さて、ケーキの用意をしてくるね。」
「うん。」
沙絵が嬉しそうに微笑むのを見て、しょう君も微笑んでいた。
とってもお似合いなのに、沙絵はしょう君の気持ちには気づいていないんだろうな。
ピーター先生より、ずっといい男だと思うけど?
心の中で呟いてキッチンに向かった。
「わぁ、素敵。」
戻ってくると、沙絵はしょう君からもらったプレゼントを開けていた。
白いフレームの写真立てで、花柄がついていた。
「沙絵が写真撮るのが好きだって言ってたからさ。撮った写真を飾ってもらいたくて…」
「ありがとう。早速写真を飾るわ。お父様からのプレゼントは暗室なの。初めて自分で現像した写真を飾るわね。」
しょう君の表情が明るくなった。
「ほら、ケーキと蝋燭を持ってきたよ。佐藤家流に歌を歌おうか。」
「ふふっ…そうね。」
沙絵はとても笑顔で蝋燭を立てていった。
バースデーソングを歌い切り、火をつけるまでもう一度歌った。
あはは…あははははっ…
久しぶりに笑い声が響いた。
「さて、ケーキの用意をしてくるね。」
「うん。」
沙絵が嬉しそうに微笑むのを見て、しょう君も微笑んでいた。
とってもお似合いなのに、沙絵はしょう君の気持ちには気づいていないんだろうな。
ピーター先生より、ずっといい男だと思うけど?
心の中で呟いてキッチンに向かった。
「わぁ、素敵。」
戻ってくると、沙絵はしょう君からもらったプレゼントを開けていた。
白いフレームの写真立てで、花柄がついていた。
「沙絵が写真撮るのが好きだって言ってたからさ。撮った写真を飾ってもらいたくて…」
「ありがとう。早速写真を飾るわ。お父様からのプレゼントは暗室なの。初めて自分で現像した写真を飾るわね。」
しょう君の表情が明るくなった。
「ほら、ケーキと蝋燭を持ってきたよ。佐藤家流に歌を歌おうか。」
「ふふっ…そうね。」
沙絵はとても笑顔で蝋燭を立てていった。
バースデーソングを歌い切り、火をつけるまでもう一度歌った。