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写性 …SHASEI…
第32章 昇華
「来てくれてありがとう。」
それだけで顔を赤くするしょう君は、やはり沙絵のことが好きなようだ。
「それとね。私、Shouの誕生日知らないのよね。」
「え…」
「Shouの誕生日もお祝いしたいわ。」
「僕の?いいよ…」
「遠慮しないで教えなさいよ。」
「あの…5月5日…子供の日なんだけど…」
沙絵はカレンダーをめくる。
「じゃあ休み明けのこの日、Shouの誕生日パーティーをするから、うちに来てね。」
「いや、悪いし、いいよ…」
「だめよ。2年分お祝いするから、来なさいよ。命令だから…」
「うっ…沙絵さぁ…学校でもその命令口調で話してみなよ。皆驚くよ?」
「いやよ。嫌われちゃうじゃない。」
「俺にはいいのかよ。」
「だってShouは友達だからいいじゃない。」
ああ…しょう君がしょげているのに…沙絵は気づかないんだろうなぁ…
「でも、沙絵は自分の家でパーティーするのに、僕のパーティーもここでするのは変じゃない?」
「私はShouの家には行けないから、それでいいのよ。」
「すげぇ女王様だな。」
「とにかく、来なさいよ。」
「は、ははぁ女王様…」
それだけで顔を赤くするしょう君は、やはり沙絵のことが好きなようだ。
「それとね。私、Shouの誕生日知らないのよね。」
「え…」
「Shouの誕生日もお祝いしたいわ。」
「僕の?いいよ…」
「遠慮しないで教えなさいよ。」
「あの…5月5日…子供の日なんだけど…」
沙絵はカレンダーをめくる。
「じゃあ休み明けのこの日、Shouの誕生日パーティーをするから、うちに来てね。」
「いや、悪いし、いいよ…」
「だめよ。2年分お祝いするから、来なさいよ。命令だから…」
「うっ…沙絵さぁ…学校でもその命令口調で話してみなよ。皆驚くよ?」
「いやよ。嫌われちゃうじゃない。」
「俺にはいいのかよ。」
「だってShouは友達だからいいじゃない。」
ああ…しょう君がしょげているのに…沙絵は気づかないんだろうなぁ…
「でも、沙絵は自分の家でパーティーするのに、僕のパーティーもここでするのは変じゃない?」
「私はShouの家には行けないから、それでいいのよ。」
「すげぇ女王様だな。」
「とにかく、来なさいよ。」
「は、ははぁ女王様…」