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写性 …SHASEI…
第32章 昇華
「俺はサッカー選手、出来れば海外で活躍したい。だから英会話スクールも頑張ってるんだ。
沙絵…何もやりたいことないの?」
「うーん、結婚して奥さんになる?」
「そんな夢でいいのか?なら、俺の奥さんになれよ。」
しょう君にしたら、かなり思い切って言ったのだと思う。でも沙絵は気づいていないようだ。
「やだぁ、何でShouと結婚するのよ。
今のところ、結婚するなら、ピーター先生に決まってるわ。」
「ピーター先生って結婚してるんじゃないの?指輪してるよ?」
「え…そうなの?」
沙絵の悲しそうな顔を見て、しょう君は顔を曇らせて静かに頷いた。
「そうだ。Shou…
Shouには話しておきたいことがあるの。」
「なぁに?」
「私ね。受験するの。」
「へ?」
「写真部がある学校に行きたいから受験するの。」
「じゃあ皆と一緒の中学には行かないの?」
「うん…受かったらだけどね。Shouは友達だから、知っててもらいたかったの。」
「それ、どこ?」
「へ?」
「俺もそこ受けるから、中学行っても沙絵を守るから。」
「守らなくても大丈夫だし、Shouは入れないよ。」
「何でだよ。」
「だって女子校だもの。」
「あっ…」
沙絵…何もやりたいことないの?」
「うーん、結婚して奥さんになる?」
「そんな夢でいいのか?なら、俺の奥さんになれよ。」
しょう君にしたら、かなり思い切って言ったのだと思う。でも沙絵は気づいていないようだ。
「やだぁ、何でShouと結婚するのよ。
今のところ、結婚するなら、ピーター先生に決まってるわ。」
「ピーター先生って結婚してるんじゃないの?指輪してるよ?」
「え…そうなの?」
沙絵の悲しそうな顔を見て、しょう君は顔を曇らせて静かに頷いた。
「そうだ。Shou…
Shouには話しておきたいことがあるの。」
「なぁに?」
「私ね。受験するの。」
「へ?」
「写真部がある学校に行きたいから受験するの。」
「じゃあ皆と一緒の中学には行かないの?」
「うん…受かったらだけどね。Shouは友達だから、知っててもらいたかったの。」
「それ、どこ?」
「へ?」
「俺もそこ受けるから、中学行っても沙絵を守るから。」
「守らなくても大丈夫だし、Shouは入れないよ。」
「何でだよ。」
「だって女子校だもの。」
「あっ…」