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写性 …SHASEI…
第33章 花園
考え事をして、つい話を聞くのが疎かになった。
「ねぇ…沙絵様…いいかしら?」
「はっ…何が?」
「だから私が沙絵様ファンクラブの会長になっても…」
「そんなの私が決めることじゃないし、好きにしたらいいわよ。」
「ありがとう。これで沙絵様公認の会長だわ。」
「へっ…公認も何も…」
「ねぇねぇ、沙絵様にオッケーもらったわよ。」
「きゃぁあ…やったね。これで正式に活動できるわ。」
「あの活動って写真部はどうなるのよ。」
「ファンクラブは部活とは別の時間で活動するから、大丈夫よ。」
ファンクラブとか、活動とか、
男子は苦手だったけど、女子もよくわからないわ。
というより人間がよくわからないのかも…
「私、ちょっと暗室に籠るね。」
なぜこの場が甘い空気に包まれるかわからない。
私は暗室に逃げることにした。
「やっぱり沙絵様ってクールビューティーよね。」
暗室の外にいた仲間たちの会話がまだ続いているなんて思わなかった。
そして沙絵様公認のファンクラブがとんでもなく規模拡大していったのも…
年を開けた恋の一大イベントになって知ったのだ。
「ねぇ…沙絵様…いいかしら?」
「はっ…何が?」
「だから私が沙絵様ファンクラブの会長になっても…」
「そんなの私が決めることじゃないし、好きにしたらいいわよ。」
「ありがとう。これで沙絵様公認の会長だわ。」
「へっ…公認も何も…」
「ねぇねぇ、沙絵様にオッケーもらったわよ。」
「きゃぁあ…やったね。これで正式に活動できるわ。」
「あの活動って写真部はどうなるのよ。」
「ファンクラブは部活とは別の時間で活動するから、大丈夫よ。」
ファンクラブとか、活動とか、
男子は苦手だったけど、女子もよくわからないわ。
というより人間がよくわからないのかも…
「私、ちょっと暗室に籠るね。」
なぜこの場が甘い空気に包まれるかわからない。
私は暗室に逃げることにした。
「やっぱり沙絵様ってクールビューティーよね。」
暗室の外にいた仲間たちの会話がまだ続いているなんて思わなかった。
そして沙絵様公認のファンクラブがとんでもなく規模拡大していったのも…
年を開けた恋の一大イベントになって知ったのだ。