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写性 …SHASEI…
第33章 花園
「というか、あなた好きな人いるの?」

「ん…彼氏はいるよ。」

「どこで知り合うの?」

「塾とか…」

「ふぅん…好きな人がいるって、凄いわね。」

「好きなのかなぁ…」

「へっ…?」

「中学になって付き合ってって言われたから、付き合ってるけど、
自分から好きになったわけじゃないし…
好きかわからない。」

「そんなんで付き合っちゃうの?」

「だめかなぁ…」

「だめじゃないけど…」

「好きといえば、沙絵様の方が好きかな。」

「はあ?」

「だって綺麗だし、カッコいいし、沙絵様が男だったらいいのに…」

「はぁぁ…」


女子校だから、環境的に仕方ないのかもしれない。
友達と恋愛をごちゃ混ぜにしているのかもしれない。

写真部存続のきっかけから、『沙絵様』と呼ばれ、私は学校で目立つ存在になっていた。

行事のカメラマンを頼まれたりもして、更に目立ってしまう。

「ねぇ、沙絵様…」

「はっ?」

「沙絵様ファンクラブの会長を私がやってもいいかしら?」

「なに?それ…」

「カメラを持ち歩く沙絵様を写真に撮るって集まりがあって………」


同性を好きになる?感覚がわからない。
だってどうやってsexするのよ。

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