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写性 …SHASEI…
第37章 思わぬ障害
それぞれの力作が部室外側の壁に飾られる。

部長の作品は、『卒業』
部室のテーブルに並べて飾られた制服。

容れ物に等しく生徒を作り出すパーツが脱ぎ捨てられていることでまさしく卒業なのだが…

夕焼けの射し込む部室は、どう考えても昨日の下校時刻後、
シャッターを切る瞬間、下着姿の部長を見守る存在が窺えた。

無言でその人に視線を送ると、瞳がゆらゆらと揺れて、バツが悪そうに反らされた。

っふふ…
振り返って見れば部室の施錠は必ず部長が一人で行っている。

そして、カーテンで仕切られた暗室には、場違いなソファーベッドが置かれている。

顧問が不要になって持ってきたらしく。部長が「粗大ゴミ置場じゃない。」とよく怒るが、
不要品ではなく愛の舞台なのではないか…

私が今一度写真に目を向けると、顧問の視線が私を窺うように戻ってきていた。

副部長は自分のクラスの写真。

『教壇』のタイトルだが、教壇から見た放課後の教室が撮られていた。

微妙にバラバラの椅子の向きは、持ち主の存在を表すかのようで、授業中も教壇には注目がないことが目に見える。

しかし、アングルは副部長の席に向かっていて、副部長の椅子だけが教壇に向かっていた。
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